2016年2月19日金曜日

山麓花便り・マンサク


マンサク

                                                             
                                                             
(花 名)                                   
マンサクの花
マンサク(満作、万作)

(分 類)
 マンサク科マンサク属

(分 布)
 本州、四国、九州の日本全域の山野に自生する落葉小高木。
 早春の2~3月ころ、葉の出る前に黄色の紐(ひも)状の花弁をつける。

 名前の由来は明らかでないが、早春に一番初めに花が咲くので、「先(ま)ず咲く」という意味から転訛(てんか)して、マンサクという名がついたとも、黄金色で一面に花が咲くことから、秋の豊年満作の願いをこめて、マンサクと呼ばれたなど、諸説ある。

数多くの園芸品種には、赤色の花弁のものなどもあり、庭木として植えられることもある。

マンサクの木

                                                             
シナ・マンサクの花
(撮影場所)  
 厚木市・(県立)自然環境保護センター

(撮影日)
 2016.02.19

(開花情報)

 2月になり蕾(つぼみ)も膨らみ、ここにきて一気に咲き始めた。

 マンサクは、早春に咲く代表的な花のひとつ。 本格的な春の気配に先駆けて「まず咲く」、「まんずさく」が語源ともいう。 山麓では、早咲きの梅の花も咲き始めた。
 今年もまた、何時もの様に春がやってくる。 何百年、何千年と繰り返す季節のサイクル。
二度と同じ春は来ないいつもの春が。


シナ・マンサク(支那満作):中国中部原産

シナ・マンサクの木