2015年10月2日金曜日

山麓花便り・シャクチリソバ


シャクチリソバ



シャクチリソバ
(花 名)
 シャクチリソバ(赤地利蕎麦)

(分 類)
 タデ科 ソバ属

(分 布)
 カシミールの高地地帯を原産とする宿根性多年草。 日本には明治時代に薬種として持ち込まれ、種子はえぐ味が強く、他のソバ類のように食用することはできないが、葉と根茎を飲用すると解熱や解毒、腹下しを治す薬効があると言われている。

 別名をシュッコンソバ(宿根蕎麦)、ヒマラヤソバなどとも言い、現在では帰化植物として道端や草原、林縁や川沿いなどに野生化している。

 花期は7月~10月ころと長く、ソバに似た花を咲かせ、白色の花弁のように見えるのは5個に深裂した萼片で、雄しべは8本で葯は赤紫色、雌しべは3本で白色半透明、雌しべの基部には8個の黄色い蜜腺がある。また、葉は互生し、丸みを帯びた三角形で先が尖っているのが特長である。

シャクチリソバ
シャクチリソバ


























シャクチリソバ (2015/10/02)
(撮影場所)
 伊勢原市日向・洗水耕地

(撮影日)
 2015.10.02

(開花メモ)