大山も山頂付近の紅葉が、今は山腹にある「大山阿夫利神社・下社」、「大山寺」辺りまで下りてきています。 週末には大勢の観光客・登山者で賑わっていて、今月の23日からは恒例の「大山寺紅葉ライトアップ」も始まるようです。
ところで、「銀杏」と書いて、「イチョウ」、或いは「ギンナン」と読みますが、イチョウと読めばその木全体を指しますが、ギンナンと読むとその実をさします。
ギンナンには、ビタミンCやD、カロチンに加え、良質なたんぱく質が含まれていて、滋養強壮のほか、肺や気管支の働きを高める効果があるそうです。国内で出回っているギンナンのほとんどが国産で、特に愛知県の祖父江町は国内の3割以上を生産していて、主に料亭など業務用高級食材として取引されています。
ただし、美味しいからと言って食べ過ぎると、痙攣などの中毒を発症する場合があるので、食べ過ぎなどには注意が必要です。 とくに幼児など小さな子供は、中毒を起しやすいと言われているの特に注意が必要です。
銀杏(イチョウ)の実 |
銀杏(イチョウ)の実 |
果肉を取り除いたものを天日で乾燥させ保存、食べるときには胡桃(くるみ)のように硬い殻を割って、中の胚乳(はいにゅう)の部分を取り出します。
公園で子供を遊ばせている若いお母さん達のなかには、食べられるものだと知らない人もいましたが、スーパーに行けば何でもそろっている時代に育った人には、食材はスーパーで買ってくるものと思っていても無理ないでしょうか。
「茶碗むし」や「おでん」などの鍋物に、また「小鉢の煮物」のうえにちょこっと乗っているだけで、ありふれた食材なのに何故か高級感が増して見えるのがいいですね。
電子レンジやフライパンで軽く加熱しただけでも、お酒のつまみや、子供のおやつになり、手軽に秋を楽しむことができる、この時期ならではの食材ではないだろうか。
ただし、殻のままフライパン、鍋、電子レンジなどで加熱すると、殻が爆発する危険がありますので注意してください。(インターネットで検索すると加熱、調理の方法などが紹介されているので参考にして下さい。)
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